NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク会員のみなさま

事務局でございます。穏やかなお正月から一変、最近のニュースを見るとまるで世界が音を立てて動いているようですね。私たちの日常の穏やかさは決してあたりまえのことではないと気づかされます。さて、通信第85号は、山梨在住の理事・堀内玲子さんのエッセイ「お鍋が好き」から始まります。(今回の通信は、目次1-3までお鍋三昧ですね!)どうぞさいごまでお読みください。。

【目次】—————

1. リレーエッセイ「お鍋が好き」 理事・堀内玲子

2. 2月8日(土)はじめての対面「お鍋のじかん」、まだまだ受け付けています

3. 2月19日(水)の「お鍋のじかん」、URLはこちら (今度も午後8時からです!)

4. 3月15日(土)がんサバネット設立4周年記念フォーラム好評受付中

5. 関連イベントのご紹介

6. ちょっとさきですが・・・6月1日日本対がん協会キャンサーサバイバーズデイ「がんサバブース」サポーター募集!

■■ 1. リレーエッセイ 「お鍋が好き」 理事・堀内玲子

私は「お鍋」が大好きです。急な寒さに耐えられず、この冬もう何回もお鍋を楽しんでいます。

年を経るにつれ、我が家のお鍋の大きさは段々と小さくなり、今では一人鍋を楽しむ事も多くなっています。例えばきりたんぽ鍋を楽しむ時は、かつて一緒に食卓を囲んだ仲間との会話などを思い出しながら、秋田のお店の美味しさには到底追いつきませんが、一人、ニマニマ、フハフハと食べる時間が大好きです。

すき焼き・もつ鍋・ちゃんこ鍋・みそ鍋等、色々な楽しみ方がありますが、私にはもう一度味わいたいお鍋があります。

それは、私が子供の頃に父が作ってくれた「鯛鍋」。

当時は父母が親戚の付き合いや仕事関係で、頻繁に仲人役を頼まれ出かけていました。正装して出かける姿をみる度、帰りの土産を期待し、紅白まんじゅうは勿論、尾頭付きの焼き鯛を待ちわびていました。

父母が持ち帰る2皿の焼き鯛のうち1皿は、お味噌をつけ香ばしく焼きかえし、残りは骨を丁寧に取り除き、さっと湯通し、白菜・長ねぎ・椎茸・しらたきを詰めたお鍋になりました。

この「鯛鍋」は父だけが調理してくれ、トロトロの甘い白菜と鯛の味わいこそ得も言われぬご馳走で、私の何よりの楽しみでした。

大人になり、父の味の再現を何度か試みましたが、当時の味・感動に至りません。物があまり豊かでなかったこともあるかもしれませんが、おそらくは、家族で囲んだ鍋だからこそより感動を得られたのかもしれないと、今も大きな土鍋を見ると思います。

さて、昨年から毎月第3水曜夜は『お鍋のじかん』に決め、毎月楽しく味わっています。小さなお鍋の時もあれば、大きなお鍋の時もある、そう、がんサバネットの『お鍋のじかん』です。

参加する皆様と一緒に、その時々に見合った『お鍋のじかん』を過ごすことがとても大好きです。自分が語らずとも他のメンバーの方の話に耳を傾け、自分の抱えている気持ちのデトックスとなり、心が落ち着いた回が何回もありました。もちろん、笑いが止まらないような回もあります。

これからも色んな大きさで、色々なお味を楽しめる『お鍋の時間』を皆様と一緒に囲みたいと思います。

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【事務局より】

焼鯛をほぐしたお鍋・・。きっと特別なお味だったことでしょう。がんサバネット通信ではみなさまのエッセイをお待ちしています。600-800字程度のエッセイを、いつでも事務局までお送りください。お読みになったご感想もお寄せいただければ、寄稿者の方にお届けします。

■■ 2. 2月8日(土)はじめての対面「お鍋のじかん」、まだまだ受け付けています)

はじめての対面「お鍋のじかん」を、お試しで2/8(土)11:00~14:30くらいまで、代表理事の高橋都さんがホストとなって開催します。

場所は、がんサバネットのイベント会場としても度々お世話になっている東京・港区立がん在宅緩和ケア支援センター「ういケアみなと」さんの講習室。オンラインと同様に出入り自由でお好きな時間に覗いてお過ごしいただける、ゆるりとした会を予定しています。

交通アクセス | ういケアみな  最寄り駅:東京メトロ南北線または都営三田線 白金台駅

会場では11時から、がんサバネットの会員で手製本作家の藤田理代さんをお迎えして、藤田さんが普段病院や地域でひらいている「記憶のアトリエ」という本づくりの移動アトリエもひらきます。続いて13時ごろから同じ会場で「お茶の時間」を持ちます。予約不要・出入り自由ですが、13時からの「お茶のじかん」のみお席の都合で定員が10名程度となります。事務局に事前のお申し込みをお願いいたします。まだまだお席の余裕があります。

※「記憶のアトリエ」については藤田さんのWebサイトのご案内をご覧ください。

※藤田さんは、2021年9月に開催したがんサバネットオンラインカフェ「My Favorite Place~あなたをとっておきの心の旅へ」で、本づくりの旅についてお話しくださっています。

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「お鍋のじかん」@ういケアみなと(東京)

開催日時:2025年2月8日(土)11:00~14:30
会場:港区立がん在宅緩和ケア支援センター「ういケアみなと」講習室(東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜5階)
定員:なし(出入り自由です)
参加費:無料(※)

(※)本づくりも無料で体験いただけます。とっておきの紙を使った一部の手製本のみ、材料費500円がかかります。

■■ 3. 2月のお鍋のじかん(2月19日)URLはこちら (今回も午後8時から)

2月のお鍋のじかんは2/19(水)。今回もちょっと遅く、午後8時から開店してみます。
1月には、各地でこんなレクリエーションがあると楽しいね、こんなオンラインセミナーもいいね、なんていう話で盛り上がりました。そして一番寒い季節だからでしょうか、各地の花の写真を見せ合うのも楽しいね、という話も。2月半ばなら菜の花が咲き始めているでしょうか?

オンライン交流会「お鍋のじかん」は、お申込み不要、お出入り自由。およそ1時間くらい、近況報告やちょっとした情報交換など、とりとめのない話をしています。耳だけ参加も大歓迎ですよ~。

■■ 4. 3月15日(土)がんサバネット設立4周年記念フォーラム好評受付中

設立4周年記念フォーラム、好評受付中です。がんサバネット会員のみなさまは、オンラインだけでなく会場でもご参加いただけます。今回のテーマは、「時代が回るその中で~時が癒してくれるもの、くれないもの」。基調講演者としてご自身もがんを罹患された「がんを生きる緩和ケア医」、大橋洋平さんをお迎えし、それぞれの体験をもとに出演者が語り合います。

会場、オンラインともにまだまだ余裕があります。ぜひご家族やお友達にもお知らせください。ご参加お待ちしています!

開催日時:2025年3月15日(土)13:30‐15:30

開催形式:都内会場(会員限定先着10名)+オンライン(先着80名)

出演者 :第1部 大橋洋平さん、第2部 大橋洋平さん、上野創さん(会員)、藤田理代さん(会員)、村本高史(NPOがんサバネット副代表理事)、司会進行 高橋都さん(NPOがんサバネット代表理事)

参加費 :一般参加(非会員)1,000円、NPOがんサバネット会員 無料

※都内会場は申し込み頂いた方にご案内します。

※オンライン参加のURLは、3月12日にお送りします。(一般参加者は入金確認後。)

※フォーラムの広報にご協力ください!チラシデータをお送りしますので、事務局までお知らせください。

■■ 5. 関連イベントのご紹介

がんサバネット関係者が参加するイベントをご紹介します。

がんサバイバーシップ研究成果発表会・セミナー(ハイブリッド開催)

主催:公益財団法人 がん研究振興財団

概要:主催財団が提供する研究助成金の成果発表会に続き、誰でも参加できるセミナーが開催されます。今回のテーマは「がんサバイバーが病い体験を社会に活かすとき」。サバイバーの立場からさまざまな社会活動に取り組む5名の方々が語ります。代表理事の高橋都さんが、司会者として参加します。

日時:2月7日(金)セミナーは12:35~15:20

会場:国立がん研究センター研究棟セミナールーム およびオンライン(Zoom)配信

イベント詳細(申し込みも): https://www.fpcr.or.jp/news/view/171

■■6. ちょっとさきですが・・・6月1日日本対がん協会キャンサーサバイバーズデイ「がんサバブース」サポーター募集!

ちょっとさきの話ですが、日本対がん協会が「6月1日世界サバイバーの日」にちなんで今年も東京で「キャンサーサバイバーズデイ」を開催します。毎年がん関連の支援団体がブースを出して、参加者同士が交流します。今年はがんサバネットも初めてブースを出す予定なのですが、事前準備や当日のセッティング・店番など、ボランティアでお力を貸してくださる方を募ります。興味がある方は、ぜひ事務局までご連絡ください。

昨年の様子はこちら(代表理事の高橋さんの講演もありました。今年もあるそうです!)

ジャパンキャンサーサバイバーズデイ2024 イベントレポート – 日本対がん協会

★★まだまだ寒い日が続きます。みなさま、保温と加湿をお忘れなく!事務局でした。★★

以上

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