NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク会員のみなさま

事務局でございます。町中にイルミネーションが輝く季節になりましたね。いよいよ師走です。全国的に風邪がかなり流行っているようですが、お変わりありませんか?

さて、今回の通信は東京在住の会員・松本舞さんのエッセイ<わたしのがんStory>第3弾「手術から新しい暮らしへ」から始まります。松本さんは、通信第73号と78号にそれぞれ「発見のきっかけ」「告知まで」を寄稿してくださっています。これからも折に触れて、その後の<Story>を寄せて下さる予定ですが、今回の最終段落は一気に手に汗握る展開です・・・。

今回はそのほか、第4回総会・交流会開催記録、そして今週水曜日の12月のお鍋のじかんのご案内があります。どうぞさいごまでお読みください。

【目次】—————

1.  リレーエッセイ「手術から新しい暮らしへ」 会員・松本 舞

2. 第4回総会・交流会を開催

3. 12月のお鍋のじかん(12月18日)

■■ 1. リレーエッセイ 「私のがんStory Vol.3 (手術から新しい暮らしへ)」 会員・松本 舞

職場において、病気のことをどこまで話すか、迷う方も多いと聞く。

私は元々オープンな性格であり、隠し事ができない不器用な性格のため、直属の上司や部長にすべてを話した。本当に心配していただき、人の温かみを感じた。本心、主治医の「95%の生存率」という言葉が頭に残っていたからだろう。楽観的で、まだ私は明るかった。この後抗がん剤という地獄のような苦しみが待っているとは微塵にも思ってもいなかったのだ。

告知から2週間後、とんとん拍子に日程が決まり、私は手術の日を迎えた。私の家から歩いて10分程度の近所の病院である。自宅マンションのベランダから手を振ったら、もしかすると病室の窓から見えるかもしれないという距離感だった。小学2年生の娘は、鹿児島から70代の両親が来て面倒を見てもらえることになった。手術には父がずっと立ち会ってくれた。

20代のころ、九州の端っこから、キラキラした東京に憧れを持ち、知り合いも誰もいない東京に暮らして約25年が経った。最初の頃は父は私を案じて、手紙を送ってくれたが、若い私は親の気持ちもわからず、目新しい毎日が楽しくて仕方がなかった。

手術後、たくさんのチューブにつながれながら、父はなんとか私を元気づけようと、子供の頃に魚釣りに行った話をしたが、あまりにも不自由な状態で、私はちゃんと聴くことができなかった。年に数回は帰省していたとはいえ、共通の話題が少ないことに改めて気が付き、寂しかった。

夫は何も変わらず、手術の日も普通に出社していったという。

今までの色々なことも重なって、3週間後、私は娘を連れて突然の家出を図った。置き手紙を残し、弁護士と契約し、住む家も探し、関係者に協力を図った。がんという現実を見て命の限りを実感した私は、もう我慢を重ねて人生の時間を無駄にしたくなかったのである。

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【事務局より】 松本さんの過去のエッセイは、アーカイブからお読みになれます(73号,78号)。https://jcsurvivorship.net/activity/hasshin/gansava_tsushin

がんサバネット通信ではみなさまのエッセイをお待ちしています。600-800字程度のエッセイを、いつでも事務局までお送りください。お読みになったご感想もお寄せいただければ、寄稿者の方にお届けします。

■■ 2. 第4期通常総会・交流会を開催しました(11月30日)

11月30日に第4期通常総会が開かれ、第1号議案(昨年度の活動・会計報告)、第2号議案(今年度の活動計画・予算)が承認されました。NPOの活動3本柱「学ぶ」「楽しむ」「発信する」の一層の展開と、運営体制の強化を図っていく予定です。

総会の出欠票、そしてオンライン交流会では、がんサバネットの活動について会員のみなさんからたくさんの声が寄せられました。「メルマガが楽しみです」「通信が届くと繋がりが実感できます」「場所があるだけでほっとします」「今後は企画段階から関われたらいいな」「ひとつでもイベントに参加したい」「補助金等リストプロジェクトは大事ですね」・・・など、リアルはもちろん、オンラインの繋がりも楽しみにしていただいていることがよくわかりました。通信編集部冥利に尽きます!

これからのイベント企画については、「大人の遠足・社会見学・部活」「関西方面の企画を首を長~くして待ってます」「秋田のように各地の支援団体との交流もいいですね」「オンライン企画で参加者の小グループワークがあるといいかも」「こっそり静かに参加できる時間も良いのでは」・・・などのご意見がありました。がんサバネットは、リアルでもオンラインでも、会員のみなさまがマイペースで無理なく参加できるような企画を考えていく予定です。そして企画やイベント運営を手伝ってみたいと思う方は、ぜひ事務局までお知らせください!

■■ 3. 12月のお鍋のじかん(12月18日)

12月のお鍋のじかんは12/18(水)午後7時から開催です!オンライン交流会「お鍋のじかん」は、お申込み不要、お出入り自由。およそ1時間から1.5時間の間、近況報告やちょっとした情報交換など、とりとめのない話をしています。ビデオオフで聴いているだけでもまったくOK。どうぞごゆるりとお立ち寄りください。

以上

【配信元】—————————–

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