■■■ がんサバネット通信 第33号 ■■■

NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク会員のみなさま

事務局でございます。GWはいかがお過ごしでしたか?

春夏秋冬の流れの中でも、この時期の空気のにおいや光の動きは特別な気がいたします。

さて、通信33号も盛りだくさんです。

まずは、会員で青森市在住の佐々木陽子さんのエッセーから始まります。

エッセーの中の佐々木さんの二女さんの言葉、とてもこころに沁みます。

【目次】—————

1.     リレーエッセイ(会員 佐々木陽子)

2.    5/18オンラインオープンイベント「就労100連発」参加受付中!

3.     4/25-5/15 「サバイぶらりー」、おススメ本募集の春のキャンペーンを実施中!

4.     【予告】7月開催のイベント2件準備中!

5.     【開催報告】5/8会員リアルイベント 「新宿御苑の自然を楽しむ会」 開催しました

■■ 1. リレーエッセイ 会員 佐々木陽子

やりたいと思う事は、何歳の時に思っても、死ぬまでにやりたい事と同じ意味だと思っているので、年齢が上がってきてまだやり始めていないと、やれないままになってしまうと思って、焦ります。

仕事に定年を決められていなかったので、自分で決めないといつまでも今のままです。やりたい事を始めたりするため、仕事をやめることにしました。やりたい事の一つには、ペットたちと一緒に居る時間を増やすという事があります。

今までハムスター、デグー、にゃんこ、わんこたちをなくしました。一番最近は、7年前に柴犬の“アン”。この子は、多分、天寿を全う出来たのかな?年老いて出来ないことが増えていき、最後には排泄する力も無くなりました。
二女が帰って来て長く居て、お腹を押して排泄させたりなどして、付きっきりで世話をしてくれて、私は仕事へ行ったりしていました。

チワワの“りら”は、『寿命はあと1年位しか無いんだから』とか平気で獣医が言うようになり(そこは転院しました)、心臓の薬を飲んだりしていました。仕事を辞めたら、アンと同じように世話出来ると思っていました。でも、りらは、定期の受診の時も特に何も言われる事もなく、前日まで元気でいて、突然いってしまいました。

どのこの時も、毎回毎回、後悔の無い時は無いなと思いました。ぴょんぴょん跳ねて、尻尾を振りながら、こちらに猛ダッシュして来るりらの姿が無いことに、買い物に行っても助手席にりらの姿が無いことに、慣れなくて、名前呼んだり、涙が出たり、今居るわんにゃんたちを撫でるたびにりらを思ったり。二女に言ってはいけないと思っていましたが、一人では抱えきれず、メールしている時に「辛い」と書きました。「分かってた」「心配だった」と二女。それで、胸が張り裂ける直前で少し落ち着くことが出来ました。

誰かに「つらい」と言える事は、やっぱりとても大事なことだなと思いました。
「無理に元気にならなくてもいいから、美味しいとか、素敵だなとか、少しずつ思って欲しい」と言われました。具体的な事を言われ、何をすれば良いかが分かり、少しずつ、それをやっていこうと思いました。

※がんサバネット通信のリレーエッセイは、どなたでも寄稿できます。600-800字程度のエッセイを、事務局アドレスまでお送りください。My Favorite Placeやサバイぶらりーへのご投稿とあわせて、お待ちしております!

■■ 2. オンラインオープンイベント5/18 「就労100連発!」絶賛受付中!

5/18(水, 午後7-9時)に、非会員にもオープンのオンラインイベント、「就労100連発!」を開催します。すでに100を超えるご質問が集まりました。質問の数だけ文脈がありますが、こんなにいろんな状況や課題があることを共有する機会になると思います。でもひとりではありません。まだまだお席に余裕がありますので、興味を持つお知り合いもお誘いください!
★5月15日(金)正午までご参加を受け付けます。
https://jcsurvivorship.net/event_20220518

★回答者は、いずれも会員の、森本英樹さん(産業医・社会保険労務士・公認心理士)、西條達さん(社会保険労務士)、服部文さん(キャリアコンサルタント)に加え、理事の小島俊一さん(会社経営者)、村本高史さん(人事労務担当者)、辻本由香さん(ファイナンシャルプランナー)、高橋都さん(医師)という豪華メンバー!
★お申込みと同時に、ぜひ回答者に答えてほしいご質問をお寄せください。お待ちしております!!

■■ 3. 「サバイぶらりー」おススメ本募集の春のキャンペーン実施中!

がんサバネット公式サイト内の「サバイぶらりー」は、思いを深めたり、暮らしを楽しく温かいものにしたりする本を取り揃えた仮想図書館です。この度、内容の一層の充実を図るべく、会員の皆さまのおススメ本を募集する春のキャンペーンを絶賛展開中です。4月25日(月)~5月15日(日)までの間に集中的にお知らせ頂けるとそれはもう感激です! すでに、写真集、絵本、詩集などが寄せられております。お寄せくださったみなさま、ありがとうございます!

おススメ本は硬派から柔らかい本まで、写真集や絵本などのヴィジュアル系も含めてジャンルは不問。①ニックネーム(本名でもOK)、②推薦図書名、③著者名、④出版社名、⑤「いのちをみつめる」「くらしをいきいき」「こころをゆたかに」の領域のうちひとつ、⑥推薦コメント(50~100字程度)を記載の上、事務局アドレスまでお願いします。

■■ 4. 【7月の活動予告】
★7/9(土) オンライン「サバイぶらり―と俳句の会」
第1部は「サバイぶらり―」の蔵書からとっておきの本のご紹介。第2部では俳人の野崎海芋さんをお迎えして、みんなで5-7-5を考えたいと思います。野崎さんは、俳句ポータルサイト「セクトポクリット」で、お料理の連載「たべる歳時記」も執筆されています。
https://sectpoclit.com/taberu-39/?msclkid=ec9681ead0d811eca272feeba705903c
お申込みサイトは近日中にオープンします。

★7/16-17(土日) 「秋田で農作業を体験する会」準備中!
「楽しむ」企画の一環として、秋田県内の農家さんのご協力を得て、1泊2日の「農作業を体験する会」を準備中です。詳細が決まりましたら、できるだけ早く本「通信」でお知らせしますので、どうぞお楽しみに!

※6月にはイベントはありませんが、リレーエッセイなどのご寄稿、お待ちしています!

■■ 5. 【開催報告】5/8 「新宿御苑の自然を楽しむ会」開催しました
連休最終日の5月8日午前に、新宿御苑で総勢7名の小さな会を開催しました。公益社団日本シェアリングネーチャー協会の高田晶子さん(がんサバネット会員)と大地佳子さんをリーダーにお迎えして、自然を観察しながら苑内を散策。鳥の声、モグラの進行跡、木肌の様子、どんぐりひろい・・・。予定した2時間半があっという間にたち、こころとからだが開かれるようなひとときでした。当日の様子は、秋に予定する「楽しむ」企画のふりかえりオンラインミーティングや、がんサバネット公式フェイスブックでご報告します。いや~、実際にお会いしてお話しするのって、やっぱりいいですねぇ。コロナの影響はまだ続きますが、これからも工夫しながら、こころがほぐれる企画をたてていきたいと思います。ご参加のみなさま、ありがとうございました!(代表理事・高橋都)

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※当メーリングリストは事務局のみ配信可能となっております。(返信はできません。)

NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク

公式サイト https://jcsurvivorship.net/

問い合わせ先  事務局アドレス

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