■■ がんサバネット通信 第42号 ■■

NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク会員のみなさま

事務局でございます。連休後半も台風にたたられましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?秋らしい楽しみを味わいたいこのごろです。

さて、通信42号は、東京都在住の会員・櫻井則男さんのエッセイ「新型コロナ感染記」から始まります。医師である櫻井さんの「節目節目に大切なひとへの思いを文章にしておく」という言葉は、胸に沁みますね。

【目次】—————

1.      リレーエッセイ <コロナ感染を経験して> 会員・櫻井則男

2.      秋のリレーエッセイキャンペーンのお知らせ

3.      【開催報告】9/24 会員向けオンラインイベント「言葉から立ち上る力を<第2弾> 字を書く愉しみ」

4.      【絶賛申し込み受付中】10/6 がんと仕事の両立支援 就労セミナー in 山形

5.      【開催予告】11/6 オンラインカフェ「家族のがん~ともに歩むサバイバージャーニー」

6.      2021-2022年 年会費納入のご確認につきまして

■■ 1. <コロナ感染を経験して> 会員・櫻井則男

先日、大学院時代の恩師を囲む会でコロナ診療のことを発表してきました。現場での苦労ばなしに加え、自らの感染者としての体験を話しました。2021年の2月、症状悪化のためECMOネット経由で勤務先の病院から別病院のCCUへ転院となりましたが、なんとか症状が改善し、40%の酸素を毎分40L吸入する治療をうけつつ、がんサバネットのオープニングイベントに参加したことを懐かしく思い出します。

感染者への院内対応として、家族とのつながりを制限されたり、急な変化のため思いを伝えることのできなった患者さんを多くみてきました。がんと戦いながらも震災被害にあった子供達を支えたCWニコルさんの最期も少し寂しかったようです。入院中に震災10年を迎えたことを口実に、治療のステロイドの勢いも手伝って、感謝や大切にしてほしいことなど家族にメールしました。その中には表現は異なりますが、先の会で同期の仲間がコメントした「出世よりみんなの幸せ」も入っています。今は後遺症もなく元気に生活していますが、節目節目に大切なひとへの思いを文章にしておくのもよいなあと思いました。

時はめぐりめぐって、今年10月で還暦を迎えます。大学院国際保健学科では倫理と医療文化人類学などを学び、短期カンボジアでポリオ根絶計画の仕事にかかわってから結婚し、帰国後は消化器科診療のほか緩和ケアの普及活動のお手伝いをさせて頂きました。ちなみに結婚は仏式で行いました。仏陀とヤショダラ姫が前世で出会った時のエピソードを、僧籍をもつ友人にパーリ語で経を唱えてもらいつつ再演するというものでした。大学院や緩和ケアの普及活動で学んだこと、そこでの交友関係やご縁を改めてありがたく思います。

先日、善光寺の薬王院という宿坊に泊まり朝事に参加してきました。患う場所をなでると良くなるという信仰のある「びんずるさん」、アルコール消毒をした手で撫でられるものだから木肌の色が薄く変色していました。なんだかちょっとかわいそう。

■■ 2. 秋のリレーエッセイキャンペーンのお知らせ

いつもリレーエッセイへのご寄稿、ありがとうございます。なかなか会えないとき、全国のどこかの仲間から寄せられる近況や思い出などのエッセイを読むと、とてもほっこりいたします。現在、がんサバネット通信では、<秋のリレーエッセイキャンペーン> として秋にまつわるエッセイを大募集しておりますが、少しずつ原稿が集まり始めました。あたなも気軽に何か書いてみませんか? 600-800字くらいで事務局事務局までお寄せください。10-11月の通信でご紹介いたします。

■■ 3. 【開催報告】9/24 会員向けオンラインイベント「言葉から立ち上る力を<第2弾> 字を書く愉しみ」

9/24(土)午後1:30~3:15に、会員向けオンラインイベント「言葉から立ち上る力を Vol 2 ― 字を書く愉しみ」を開催しました。10名超のこじんまりとした会でしたが、講師の書家・藤井光砂さんを中心として、全国各地の会員のみなさんが「文字」を通じて交流する温かい時間になりました。当日の模様は動画として会員ページで公開しますが、改めて通信上でもご報告したいと思います。ご参加のみなさま、ありがとうございました!

■■ 4.  【絶賛受付中!】10/6 がんと仕事の両立支援 就労セミナー in 山形

10月6日(木)に山形市で予定されている「がんと仕事の両立支援 就労セミナー in 山形」ですが、山形市在住の会員島藤さんのご尽力のおかげで、現在すでに60名以上のお申込みを頂いています(申込は9/30まで)。9/21には、山形新聞の経済面でも大きくとりあげられました。申し込み者は、県内企業の方々はもちろんですが、県外からの医療者のご参加も目立ちます。関係者一同、本セミナーを実りあるイベントにするため、準備に邁進しております。お申込みくださった会員のみなさま、当日はどうぞお声がけください!

https://jcsurvivorship.net/event-20221006

■■ 5. 【開催予告】11/6 「家族のがん~ともに歩むサバイバージャーニー」

11月6日(日)午後1時半からのがんサバネットオンラインカフェは、会員の佐野敬子さん・潤一郎さんご夫妻をお迎えし、お話を伺います。佐野さんご夫妻は、ほぼ同時期にがんを経験し、二人で支え合い、励まし合い、歩んでこられました。第1部では、家族のがんをテーマに、お二人で実際に経験した各地の旅の話もまじえながら、その道程を一緒に確認してまいります。第2部では、お二人の実体験を通してがんと就労の問題を考えると共に、特に敬子さんの次代への思いを伺います。出演は佐野さんご夫婦に加え、元雄良治さん(会員・医療者)、秋山美紀さん(副代表理事)、村本高史さん(副代表理事)、高橋都さん(代表理事・進行)の予定です。

参加受付サイトが立ち上がり次第、号外でお知らせします。とりいそぎ、お手元の手帖に、11/6(日)午後1時半からのオンラインカフェの予定を書き入れていただければ幸いです!

※佐野敬子さんと潤一郎さんのリレーエッセイ(がんサバネット通信20号)はこちら

https://jcsurvivorship.net/activity/hasshin/gansava_tsushin/gansava_tsushin_020

■■ 6.  2021-2022年 年会費納入のご確認につきまして

NPOがんサバネットの年度は、10月から翌年9月までとなっております。今年度の会費支払いのご記憶が曖昧の場合は、どうぞご遠慮なく事務局までお知らせください。個別に確認させていただきます。また、現時点でのご入金が確認されていない皆さまには、大変恐縮ですが、事務局からお伺いのメールをお送り申し上げます。もし入れ違いにご入金いただいておりましたら、あるいは当方の確認ミスがございましたら、どうか失礼をお許しください。もし正会員、賛助会員の継続を見合わせるご希望がおありでしたら、事務局までお知らせいただければ幸いです。

継続年会費の振込先は以下のとおりです。

【年会費】 正会員(個人・団体): 3,000 円 賛助会員(個人): 7,000円

【会費振込先】

ゆうちょ銀行(ゆうちょ銀行からお振込みの場合)

●記号11350

●番号11522001

●口座名義: トクヒ)ニホンガンサバイバーシップネットワーク

ゆうちょ銀行(他金融機関から振り込む際)

●店名 一三八(読み イチサンハチ)

●店番 138

●預金種目 普通預金

●口座番号 1152200

●口座名義: トクヒ)ニホンガンサバイバーシップネットワーク

※恐縮ですが、振込手数料はご負担ください。

※がんサバネット会員は全国に広がっているため(さらに新型コロナ感染症のため)、交流はオンラインが中心になっています。しかし、状況をよくみながら、リアルな交流機会も各地で企画していく予定です。みなさまのアイデアもどうぞお寄せください!

【配信元】—————————–

※当メーリングリストは事務局のみ配信可能となっております。(返信はできません。)

NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク

公式サイト https://jcsurvivorship.net/

公式Facebook  https://www.facebook.com/jcsurvivorship.net/

問い合わせ先  事務局アドレス

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