NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク会員のみなさま

事務局でございます。台風が続いています。昔、ユーミンの歌で「台風がゆく頃は 涼しくなる」という歌詞がありましたね。 みなさまいかがお過ごしでしょうか?ご安全にお過ごしください。

さて、通信第99号は東京在住の会員・中村智志さんのエッセーから始まります。中村さんは新聞社に勤務するかたわらノンフィクションの本を執筆されていて、日本対がん協会に4年弱出向なさったこともあります。

総会情報、10月から11月のイベント、そして新たに導入予定の会費システムのお知らせもあります。今回も、どうぞさいごまでお読みください。

【目次】—————

1. リレーエッセイ「希望は舞い降りる」 会員・中村智志

2. がんサバネットの第5回総会を11月29日(土)に開催します

3. 「お鍋のじかん」の次回開催は10月15日(水)午後8時から

4. 「がん治療と仕事の両立支援セミナー in 岩手」 (11月7日)と翌日の会員レク

5. 【御礼】年会費納入と会費管理システム導入について

■■ 1. リレーエッセイ 「希望は舞い降りる」 会員・中村智志

みちのく潮風トレイルという「歩く道」があります。青森県八戸市から福島県相馬市までの三陸をつなぎ、海も森も満喫できます。

このトレイルを、2023年春から夏にかけて、公益財団法人「日本対がん協会」の垣添忠生会長ができる限り歩きました。リュックを背負い、「がんサバイバーを支えよう 3・11を忘れない」と記した緑色の旗を持って。

垣添先生は1941(昭和16)年生まれ。国立がんセンター(現国立がん研究センター)元総長で、2007年には12歳年上の妻を小細胞肺がんで亡くし、悲しみのどん底と再生を『妻を看取る日』(新潮文庫)に描いています。

歩きながら、出会った人たちに東日本大震災やがん経験の話を聞き(両方を経験した人も)、生きるとは、希望とは何かを考察していきます。宮城県石巻市の大川小学校では、息子が犠牲になった語り部の女性と対話し、語ることが支えになっていると知ります。

旅には映画の製作スタッフが同行していて、今年の夏に「Dr.カキゾエ歩く処方箋 〜​みちのく潮風トレイルを往く~」というドキュメンタリーに結実しました。私は、映画監督の野澤和之さんと垣添先生を橋渡しした関係で、撮影現場に3回顔を出しました。うち1回は宮城県女川町。そろそろ終盤に差しかかるころで、樹木豊かな道端に座り、「希望」について尋ねました。

「人はかすかな希望があれば、前を向けると思いました。震災でもがんでも、それぞれが違う経験をされているが、生きるために夢中で生活を営んでいます。そんな日常を積み重ねている人のところに、鳥が舞い降りるように希望が舞い降りるのではないか」

 先生自身の喪失体験も重なります。希望は、意識してたぐり寄せるものではない。「舞い降りる」という言葉が印象的です。

今回の旅で、私も一緒に泊まった旅館があります。岩手県大槌町の小川旅館。幕末の旅籠が始まりで、津波で流されました。女将の小川京子さんは絶望の淵に立ちながら、震災翌年の12月に町内で仮設で再開。元の場所で再建という悲願はかなっていません。

私は何度も取材で訪ねていて、この9月末にも泊まりました。復興需要も終わり経営は楽ではありませんが、京子さんは、孫と手をつないで買い物するという小さな夢は実現できたと微笑みました。もう10年以上になる日課は、毎朝、両手を合わせて手のひらを太陽にかざし、「今日もよろしくお願いします」と祈ること。陽光が手のひらから体内をめぐります。夜は月に手をかざし、「今日もありがとうございました」と感謝します。

舞い降りる希望。聞きながら、垣添先生の言葉を思い出しました。

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【事務局より】 がんサバネット通信ではみなさまのエッセイをお待ちしています。600-800字程度のエッセイを、いつでも事務局までお送りください。お読みになったご感想もお寄せいただければ、寄稿者の方にお届けします。

■■ 2. がんサバネットの第5回総会を11月29日(土)に開催します

きたる11月29日(土)午後1時半より、がんサバネット第5回総会をオンラインと会場(東京都港区白金台・ういケアみなと講習室)でハイブリッド開催します。

今年度の活動報告と決算報告・監査報告、来年度の活動計画と予算書、および議決書は、11月中旬に、賛助会員も含めた全会員の皆様のご登録住所に郵送いたします。議決権を持つ正会員の皆様、議決返信/返送をよろしくお願いいたします。なお、今年度をもって退会、来年度は休会のご連絡があった方々にもお送りします。

総会に引き続いて、今年も会員交流会を開催します。がんサバネットの活動へのご感想や今後のアイデアなどについて、ぜひざっくばらんなコメントをお寄せください。

■■ 3.「お鍋のじかん」の次回開催は10月15日(水)午後8時から

オンライン(Zoom) 交流会「お鍋のじかん」は、お申込み不要、お出入り自由。1時間くらい、近況報告やちょっとした情報交換など、とりとめのない話をしています。最近はおよそ10名弱の方々が集まっています。聴いているだけ参加も大歓迎。お気軽にお立ち寄りください。

■■ 4 「がん治療と仕事の両立支援セミナー in 岩手」 (11月7日)と翌日の会員レク

きたる11月7日(金曜)に、岩手県盛岡市で予定されているがんサバネットの地方セミナーは、順調に参加申し込みが集まっています。がんなどの病気を持つ方、ご家族、企業関係者、医療者、支援者、一般市民など、どなたでも無料で参加できます。広報にもぜひご協力ください!

翌11月8日(土)には、盛岡市内で会員レクリエーションを予定しています。レクだけの参加も大歓迎。内容は検討中ですが、緑多い盛岡の街をのんびり散策することを考えています。レクに参加希望の方は、事務局までお知らせください。

★開催日: 2025年11月7日(金)午後1時半(開場12時半)

★会場:岩手県産業会館(産ビル) 7F大ホール

★参加費:無料

★参加申し込みサイト(公式サイトの「お知らせ」にも出ています)

■■ 5. 【御礼】年会費納入と会費管理システム導入について

がんサバネットの事業年度は、10月から翌年9月までです。9月末までにほとんどの会員のみなさまが年会費を納入してくださいました。お手続きありがとうございました。 現在事務局では、会費管理の効率化をはかる目的で、会費管理システムの導入を検討中です。準備が整いましたら改めて詳細をお知らせいたします。

準備が整うまで、新年度の会費の納入はお待ちください。

ご不明の点は、どうぞ事務局までお知らせください。

★★ 通信へのご感想もお待ちしています。事務局でした。 ★★

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