■■■ がんサバネット通信 第18号 ■■■
NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク会員のみなさま
事務局でございます。今日から10月ですね。時間がたつのが早いとしみじみ感じます。台風の通り道にあたっているみなさま、被害が最小限でありますように。
さて、「がんサバネット通信」第18号は、(株)盛岡書房の高舘美保子さんのエッセイで始まります。
もう5年以上前のこと、がんサバネット代表理事の髙橋さんは岩手県で開催された「がんと就労」関連の講演会で高舘さんと初めて出会いました。高舘さんはその後、高橋さんがNPOたちあげを考えていたときに、いろいろ相談にものってくださいました。「アイデアはどんどん人に話すといいですよ」「みんなの脳みそをあわせるといいことがありますよ」・・・世の中にはアイデアを独り占めしたがる人たちが多い中で、その真逆をいくスタンスに、高橋さんは心から共感したのだそうです。その高舘さん、このたび新たなプロジェクトを始め、エッセイをお寄せくださいました。その中に出てくる「象と花プロジェクト」は、こちらです。
https://zoutohana.com/
がんサバネットも、みんなの脳みそを集めて楽しくやってまいりましょう!
【目次】—————
- リレーエッセイNo.18 (高館美保子)
- 10/30(土)特別企画「「東北と全国と」 参加受付開始!
■■ 1. リレーエッセイNo.18(高舘美保子)
2011年10月5日(スティーブ・ジョブズ氏の命日)大腸がんの手術を受けました。この年の3月11日は東日本大震災がありました。死ぬことと生きることは一緒にあるのだと意識した年になりました。今まで無意識に生きてきた人生、私はこれからどう生きようか…
「そうだおもしろいことをしよう!おもしろくなくてもおもしろくしよう!そしたらきっとこれからの人生は楽しいはずだ‼」
2018年4月8日(ブッダの誕生日)30歳の息子が脳梗塞で倒れました。少し前に生まれた孫に喜び、そして息子が倒れた悲しみが同時に起こった年になりました。楽しく生きようとしていたのに、私も息子もこれからどう生きようか…
「そうだ悲しい人に寄り添う人になろう!そしてたくさんの人に会い仲間になってもらおう!そしたらきっと悲しんでいる人も、一人じゃないと思えるはずだ‼」
2021年8月1日(世界母乳の日)小児がんなどの慢性疾患で入院している子供たちに本を贈る「象と花プロジェクト」を始めました。「象と花」の名前は、群れで子供を育てる象と贈り物の代表の花を合わせたものです。寄付していただいた本の査定金額を原資に、子供たちに新しい本を購入して贈るというプロジェクトです。企業や団体そして個人、たくさんの方が想いと一緒に読み終えた本を寄付してくださいます。
10月27日(読書の日)皆さんの想いを添えた新しい本を、子供たちに届けることになりました。これから物語が始まります。
悲しいことに負けないために、この経験をどんなふうに使ってやろかと考える事を「わらしべ長者方式」と勝手に名付けました。ころんだら藁をつかみ、藁にアブを結び付けて、藁とアブを蜜柑に変えて…
10年たった私は丸々としていて元気です。3年たった息子も、後遺症はありますがそれでも元気です。
株式会社 盛岡書房代表取締役 高舘 美保子
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※がんサバネット通信のリレーエッセイは、どなたでも寄稿できます。600-800字程度のエッセイを、事務局アドレス contact@jcsurvivorship.net までお送りください。My Favorite Placeやサバイぶらりーへのご投稿とあわせて、お待ちしております!
■■2. 10/30(土)特別企画「「東北と全国と」参加受付開始!
当初は岩手県北上市で予定していた講演会。
残念ながらコロナ禍のため開催が難しくなり、オンラインイベントとして生まれ変わりました。
日時: 10月30日(土) 午後1時半~午後3時15分
会場: Zoomによるオンライン開催(URLは3日前にメールでお知らせします)
定員: 60名(予定)
プログラム:
第1部 「東北とあなたの大切なエピソード」
会員のみなさまから寄せられた東北にまつわるエピソードのお手紙を、4-5点ご紹介します。お手紙を読んでくださるのは、静岡在住の会員・石森恵美さん。お手紙をくださった会員さんにインタビューし、チャットによるご質問も受け付けます。
第2部 「東北に暮らす素敵な人~岩手県北上市在住の会員・高橋智絵さんと夫の栄喜さんの暮らし」–取材動画とインタビュー
がんサバネットでは、7/24-25に北上市に取材に伺い、会員・高橋智絵さんと夫の栄喜さんのご協力のもと、毎日の暮らしや病気との向き合い方などをまとめたオリジナル動画を製作しました。その動画をご一緒に視聴し、日々の暮らしへのヒントを得たいと思います。動画には、地元で長く活動する「びわの会」代表で智絵さんを身近に支える高橋みよ子さん(会員)や、主治医の岩手県立中部病院星野彰医師ほかのみなさま、そして、智絵さんご夫妻が丹精こめて育てる農作物が登場。北上の風と田んぼと夏の音と朝露も感じることができます。
参加申込みはこちら↓からぜひどうぞ!
また、1部でご紹介する「あなたの東北エピソード」も絶賛募集継続中です。
l 東北にまつわる人、物、体験等に関連して、あなたに力を与えてくれたエピソードをお寄せください。大切な人のこと、旅の思い出、おススメの本や音楽・映画、俳句や短歌(詠まれたときの解説文も)、歌など、ジャンルは何でもOKです!
l エピソードは400字~800字くらい。関連する写真を数枚つけてください。
l 東北にお住まいの会員のみなさまはもちろん、全国からのご投稿大歓迎です。
l 宛先は 事務局 contact@jcsurvivorship.net です。締め切りは10月10日。
ご質問も、何なりと事務局までどうぞ。
以上です。今後ともNPO法人がんサバイバーシップネットワークをよろしくお願いいたします。
【配信元】—————————–
※当メーリングリストは事務局のみ配信可能となっております。(返信はできません。)
NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク
公式サイト https://jcsurvivorship.net/
問い合わせ先 contact@jcsurvivorship.net
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