2014年3月、北海道・知床はウトロという町で流氷の上に立ちました。YouTubeで見た「流氷ウォーク」というアクティビティがあまりに楽しそうだったので、思い切って北海道に飛んだのです。現場に着いたら動画以上の大迫力に感動!湾全体が流氷に覆われ、しかも上下にゆらゆらとゆれています。その上を、陸地を歩くように流氷源の切れ目まで進むのは不思議な体験でした。参加者に貸し出される特製ドライスーツは、ブーツと一体型で保温性と浮力が抜群。夫も私も流氷の海に浮かび、氷の下にいる野生の(!)クリオネを見ることもできました。夫は旅の3日前まで入院していたというのに、ウトロの澄んだ冷気を吸ったら「体調がいい!」と上機嫌。無理をしなければ結構楽しめることがわかり、その後も気楽に旅を続けました。 後日、主治医は「度胸あるね」と言いましたが、旅をやめろとは言いませんでした(笑)。

(高橋 都)